財団について｜公益財団法人日本ゲーム文化振興財団

代表者挨拶

ゲームは、いまや老若男女を問わず多くの人々から親しまれ、私たちの生活に深くコミットするようになりました。国民の約三分の一が何らかの形でゲームをプレイしていると言われる現代社会において、その営みはもはや趣味・娯楽の域を超え、新たな次元へとステップアップしつつあります。

事実、ゲームは日々進化を遂げており、近年ではコンセプトや表現の斬新さ、新技術の利用、学術的な研究成果の利用といった芸術・学術的な視点、また教育・健康・福祉その他分野における社会的な視点からも評価され、大学・研究機関の研究対象になる等、その可能性と奥行きは拡がるばかりです。

また、日本のゲーム作品は、その豊かな創造性と品質の高さによって、国内のみならず海外の人々をも魅了し、世界をリードし続けてきました。その結果、ゲームはアニメ・マンガなどと肩を並べる存在として、いまでは日本を代表する一大文化として変貌を遂げています。

そうしたゲーム作品を創るのは、いうまでもなく「ゲームクリエイター」と呼ばれる人々です。ゲーム黎明期から現在に至るまで、わが国では幾多の名作ゲームが優れたクリエイター、とりわけ創作意欲みなぎる若手クリエイターによって生み出されてきました。

若手クリエイターの活躍は、これまでもこれからも、ゲーム文化を支える上で必要不可欠です。しかし、わが国ではゲームクリエイターに向けた支援制度は数えるほどしかないのが現状です。

そこで、当財団は、次世代のゲーム文化を担う若手ゲームクリエイターの創作活動に対して助成支援を行い、優れたゲーム作品の誕生を促進するとともに、若手ゲームクリエイターの育成へとつなぐことで、ゲーム文化の振興に寄与してまいります。

代表理事岡本吉起

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